2026.06.26
Friday
沖縄の染と織|お客様が育ててくれた展示会
[ 2026 かなさ綾布展 ]

宜保聡さんの紅型の帯と丸正織物工房の壁上布
oteshioで沖縄の染と織の展示会を続ける中で、
少しずつお客様との風景も変わってきました。
回を重ねるごとに、
うれしいことが増えていきました。
それは、お買い上げいただいた着物や帯を身につけて、
展示会へ来てくださる方が増えたことです。
宜保さんの紅型。
大城さんの壁上布。
そしてmarumas.fabの織物。
前の年に選んでいただいたものを身につけて、
会場へ足を運んでくださる。
私はもちろんうれしいのですが、
実は作り手のお二人も、とてもうれしそうなのです。
作り手にとって、
実際に着姿を見ることは特別なことです。
工房で生まれた作品が、
誰かに選ばれ、
暮らしの中で使われ、
その姿を目の前で見ることができる。
それは決して当たり前のことではありません。
北海道と沖縄。
遠く離れた場所ですが、
お客様が着て来てくださることで、
作り手とお客様がつながっていく。
その光景を、
私は何度も見てきました。
今思うと、
この展示会を育ててくださったのは、
お客様だったのです。
私が良いと思ったものを信じてくださり、
実際に手に取り、
大切に着続けてくださる。
その積み重ねがあったからこそ、
今まで続いてきたのだと思います。
今年もまた、
そんな景色に出会えることを楽しみにしています。
続く…
2014年に刊行しました、おてしおの「日本のおしゃれ72候」にも掲載しております。



