logo
blog
2026.06.24
Wednesday

沖縄の染と織|丸正織物工房という考え方

丸正織物工房 の大城 友子さん。今回の展示会でも作品が来ます。

丸正織物工房がある沖縄県南風原町は、古くから織物の産地として栄えてきました。

しかし、そこで作られていたのは、美術品のような伝統工芸品ではありません。

人が日々の暮らしの中で身につける、「おしゃれな着物」でした。

南風原では、多くの人が織物づくりに携わり、たくさんの布を織り続けてきました。

量を作ることは、決して大量生産という意味ではありません。

多くの経験を積み重ねることで技術が磨かれ、質が育っていく。

私は、この「量が質を育てる」という考え方こそ、丸正織物工房の魅力だと思っています。

良い糸がなければ、良い布は生まれない。

当たり前のことですが、その当たり前を丁寧に積み重ねていく姿勢が、布の美しさにつながっているのだと思います。

糸から布へ。

布から着物へ。

そして、作り手から着る人へ。

多くの手を経て受け継がれる仕事には、効率だけでは測れない豊かさがあります。

14年にわたり展示会を続けてきて、私が惹かれていたのは織物だけではなく、その考え方だったのかもしれません。

続く…

styling ・夏・小暑