
2026年後半の展示会をご案内するスケジュール帳が完成しました。
7月から12月までの展示会の日程はもちろん、おてしおが大切にしている「清潔なおしゃれ」という考え方や、彫金作家の山崎航さんのインタビューなど、作り手への想いも一冊にまとめています。
展示会は、その時だけの催しではなく、人とものづくりが出会う時間。
ページをめくりながら、これから始まる半年を楽しみにしていただけましたら幸いです。
ご希望の方には、送料無料でお送りしております。
また、カフェやショップなどで置いていただけるお店がございましたら、ぜひご連絡ください。
この一冊が、新しいご縁につながることを願っています。
掲載している展示会につきましては、ホームページ内のイベントページでも順次ご紹介してまいります。ぜひあわせてご覧ください。

何故か、いつかは欲しい山葡萄の籠。竺仙の絹紅梅に菖蒲の麻帯と合わせて。

アケビの軽やかな籠と夏の着物。

浴衣に山葡萄の花結籠とアケビの籠

絽のお着物とmarumasa.fabuの半幅帯と山葡萄の籠。
夏になると、籠を持ちたくなる方は多いと思います。
でも、籠の魅力は夏だけではありません。
着物の色や素材、帯との組み合わせによって、
籠は一年を通して装いの一部になります。
同じ山ぶどうでも編み方によって印象は変わり、
あけびやくるみ、それぞれに個性があります。
年月を重ねるほど色艶が深まり、
使う人の暮らしとともに育っていく。
それも手仕事の籠ならではの魅力です。
おてしおでは、
「この着物には、この籠が似合う。」
もちろん、お洋服でも。
そんな組み合わせを大切にご提案しています。
今年も、さまざまな表情の籠をご覧いただける季節が近づいてきました。
どうぞ、着物と洋服の組み合わせも楽しみながら、ご覧ください。
今年も 「籠・kago・カゴ展」 の季節が近づいてきました。
今年ご紹介する作品はもちろん、長く使い育てる楽しさもあわせてお伝えできればと思っています。
今年の「籠・Kago・カゴ展」は、7月22日から始まります。
昨年の展示風景をご覧いただきながら、今年の展示会も楽しみにお待ちいただければ嬉しく思います。




今年も喜多共子さんの籠が、おてしおに並びます。
展示会の詳しいご案内は、イベントページでもご覧いただけます。


この籠は、籠作家の喜多共子さんが制作された、胡桃のカゴです。
表には「花結び編み」が用いられ、裏は異なる編み方で仕上げられています。
同じくるみの樹皮でも、編み方が変わることで、それぞれ異なる表情を楽しむことができます。
今回ご紹介している籠は、お客様が長年大切に使い続けてこられたものをお借りして撮影しました。
籠に添えられているバティックの布も、喜多共子さんご自身がこの籠に合わせて選ばれたものです。
使い込まれた、くるみの艶と、やわらかな布の表情が重なり、この籠だけの美しさをつくり出しています。
手仕事の籠は、使い始めた時が完成ではありません。
暮らしの中で使い続けることで色艶が深まり、持ち主とともに、その籠だけの表情へと育っていきます。
7月22日から始まる「籠・Kago・カゴ 展」に向けて、素敵な籠をご紹介したいとおもいます。
手仕事の、おてしおの思い、沖縄の染と織のブログでもご紹介しています。

2017年、雑誌『七緒』の取材を受けた時の写真です。
手に持っているのは、喜多共子さんの葡萄の蔓の籠。

ふと見返してみると、あの頃から変わらず、この籠を使っていました。
最初はアフリカの草ビロードの布が付いていましたが、毎日のように使ううちに擦り切れてしまい、近くの革工房でヌメ革の蓋を作っていただきました。
冬にはムートンの蓋に替え、季節に合わせて表情を変えながら、着物の日も洋服の日も、一年を通して使っています。
そんなふうに、10年以上使っている、喜多共子さんの籠です。
途中、一度だけ喜多さんにメンテナンスをお願いしましたが、使い続けるうちに少しずつ色が深まり、今では購入した頃とはまた違う表情になりました。
手に取るたびに、「時間も一緒に育ってきたんだな」と感じます。
今は、断捨離や終活など、「できるだけ物を持たない」という考え方に触れる機会も多くなりました。
それも一つの素敵な生き方だと思います。
でも私は、本当に気に入ったものを手入れしながら長く使い、その時間の変化を楽しむ暮らしが好きです。
おてしおでご紹介しているものも、そんなふうに年月とともに表情を変え、使う人の暮らしに寄り添ってくれるものばかりです。
一つのものを選ぶことが、また次の楽しみや、新しい出会いにつながっていく。
そんなお手伝いができたら、とても嬉しく思っています。




