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2026.07.28
Tuesday

小樽・瀬塚商店 |瀬塚さんの仕事

 

長く瀬塚商店さんとお仕事をご一緒させていただく中で、私が一番学ばせていただいたのは、履物に対する姿勢と、お客様に対する正直さです。

おてしおでは、「長く履いていただきたい」という思いから、本当に良いと思える履物をご紹介しています。中には決して安くはないものもあります。

だからこそ、展示会をお願いした最初の頃から、瀬塚商店さんには一つだけお伝えしていた事がありました。

「お買い上げいただいた履物は、これからも責任を持ってメンテナンスをしていただきたい。」

その思いを受け止めてくださり、毎年展示会にお越しいただいています。

もちろん、おてしおでお求めいただいた履物だけではありません。他店で購入された下駄や草履でも、お持ちいただければ、できる限りお直しをしてくださいます。

そんな瀬塚商店さんの仕事を象徴する出来事がありました。

ある日、お客様が、他でいただいた草履を持ってお店にいらっしゃいました。

お客様は、「もう古いので、新しい草履にした方がいいかもしれません」と思われていたのです。

ところが瀬塚さんは、草履の台をじっくり見て、

「これは、まだ直せます。十分履けますよ。」

とおっしゃいました。

反対に、お客様が「直して履きたい」と希望されても、合皮の草履や、修理をしても長く履けないものについては、

「これは修理しない方がいいですよ。」

とはっきりお伝えします。

売るためでもなく、

修理を増やすためでもなく、

お客様にとって何が一番良いのか。

そのことだけを考えて仕事をされている姿勢に、私は何度も頭が下がりました。

だから私は、安心して瀬塚商店さんの履物をご紹介し続けています。

 

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