冬至

今日は、「冬至」一年の中で一番夜が長い日です。でも明日からは、少しずつ昼が長くなると思うとやっぱり嬉しいですね。写真は、「日本のおしゃれ　７２候」の冬至のページです。この時期は、クリスマスやお友達同士の忘年会とか、プライベートで楽しむ方が増えてきたように思います。帯は、東京友禅の絵師「熊谷好博子」作、蝙蝠の帯。蝙蝠の意匠は、縁起の良い物。昔から中国では、蝠と福は同義語なので福を呼ぶものとして、珍重されてきました。日本の蝙蝠のイメージとは随分違いますが、江戸後期、七代目市川団十郎が家紋にしたり染め柄にしたりして大流行たそうです。特にこの蝙蝠のデザインは前柄も斜めに配置されとても、クラシカルでモダンな趣、「熊谷好博子」作の帯は何本か見た事はありますが、こんなモダンなのは初めてでしたので素通り出来ず（笑）私のとっておきのお出掛けに、一番出番が多い帯となりました。

「きねや和装小物展」にお運び下さりまして、ありがとうございました。
期間中に来る事が出来ない方の為に、若干ですが、奇麗な色の帯締め・帯揚げ・三分紐を京都には返さずに残しています（笑）年内は、２６日（土曜日）迄の営業となりますので、お近くにお越しの際は、お立ち寄り下さい。