岩下 江美佳さんの仕事（5）

写真は、岩下さんが染めた着尺（着物）になります。帯をご紹介してきましたが、もちろん！着物も染めています。染める素材は、紋紗・浜縮緬・結城紬・お召しなどいろいろですが、染め上がりは、岩下さんらしい優しい色、帯の邪魔をしない色が多いので、とても、コーディネートしやすいです。岩下さんの江戸小紋の型紙は、古いものなので、同じ型紙で多くは染められません。なので、基本的に同じ柄、同じ色はありません。ほとんど、すべてのものが一点ものになります。ただ、岩下さんらしいのは、写真のツバメは、岩下さんが型を起こしたもの。千鳥は、型から飛び柄のように染めたもの。今までありそうでなかったちょっとした遊び心というか揺らぎが、私は大好きです。さて、今度の展示会では、どんな柄にハッとさせられるのか、楽しみですね。