本藍染めの着物

16日からの「江戸小紋展　岩下江美佳 10周年記念展示会」では、岩下さんの染めた江戸小紋の他にも、色無地、手織り博多帯、博多紬、袋帯などもご用意しております。写真左は本藍染の大島紬と右は本藍染の江戸小紋となります。最近の藍染めは、化学染料で染めたものが多いのですが、写真の本藍染めは、植物の藍を発酵させて、その中に何度も糸や布をくぐらせて染めたものです。色が濃いほど手間も時間もかかります。よく、本藍染めは、色落ちや匂いが心配と聞きますが、実際に自分で着てみて色落ちや匂いは全くありません。今回の展示会でも、この本藍の大島紬と江戸小紋をご用意しました。私自身新しいお着物は、もう沢山は必要ないと思っています。でも、ずっと着続けることの出来る本物で良い着物、帯を正当な価格で皆様にご紹介したい。そんな思いで年2回開催している「江戸小紋展」です。私と同じ思いの方は、必ずいるはずです。ぜひ、いらしてください。お待ちしております。