もともとは、洋服の仕事をしていました。洋服でお洒落な人を沢山見てきましたが、やはり、足元!靴の素敵な人が、本当にお洒落さんだなぁ〜と思います。着物も同じかどうかはわかりませんが、私は、着物・帯・帯締め・帯揚げ・半襟等・・楽しいアイテム満載の着物姿の要は、やはり足元だと思っています。なので、ついつい力が入ってしまうのですが(笑)写真は、よく履いている私の下駄です。下駄は、二枚歯やぽっくり下駄など、歯の形で色々ありますが、私の下駄は右近型になります。胡麻竹の台に宮古上布で作った鼻緒をすげています。胡麻竹の台は、素足で履いてもベタつかず、足袋を履いてもきちんと見えて大好きな台です。でも・・台の胡麻竹が、なかなか手に入りづらくなりました。今まで当たり前にあったものが、無くなりつつあります。あっても、とても高くて買えないものになりつつあります。だから、お洒落な方ほど早く気が付いて欲しいのです。足元の大切さを!9日からの「下駄と草履の展示会」では、出来るだけ色々な種類の下駄・草履の台・鼻緒をご紹介したいと思います。
昨日は、鼻緒のお話で終わりましたが、例えば、最低どのはき物がいるのか?まずは、草履です。結婚式、結納式、成人式等々にしか着物を着て参加する事がないのなら、鼻緒は、思いっきり金銀を使った華やかな物が良いでしょう・・でも、他の時でも兼用したいのなら、名物裂の様な織りのものか、若干金銀が入っているものでよそ行き感のあるものがオススメです。台の素材は、エナメルや、つや消しのものや、本当に色々ありますが、皮製品で薄いピンクやグレー等、最初の草履の台の色には凝らずに、鼻緒で個性を出したほうがいいと思います。そして、一番大切なのは、サイズ感、かかとが少し(5〜6ミリ)くらい出る様に鼻緒をすげてもらいましょう。草履の中に足がすっぽりと入ってしまいますと、歩いていて着物の裾を踏みますので、着崩れの原因になります。
写真は、私の防寒草履ですが、その鼻緒が名物裂の龍村、獅噛文長斑錦(しかみもんちょうはんきん)になります。
最近、いつも履いている私の草履です。台は低反発材が入っている台で長時間立っていても、足の裏が痛くならない優れものです。まさに格好良さと機能性を兼ね備えたもので、ここのところ、この草履ばかり履いています。鼻緒は、ドイツのシルクで作ったもの。何年か前にドイツのハンブルグへ行って見つけたシルクで帯を作り、そのあまり布で鼻緒を作った。oteshioオリジナルの鼻緒になります。鼻緒をどうするか?で、草履の格もある程度決まります。やはり、金銀の多いものは礼装用になってしまうので、最初の草履は、汎用性のある名物裂などが良いかもしれません。展示会では、色々な種類の鼻緒を用意していますので、用途に合わせてご相談にのります。お気軽にお声をかけて下さいね。
「下駄と草履の展示会」9日(木)〜11日(土) pm1:00-7:00まで、お待ちしています。
続きは明日のblogで
オーナーになり代わって、店長のコハゼです。今日、オーナーは、熱を出してお休みしました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。ここのところ、家を留守にしてちょっと、調子に乗っているなぁーと思ったら、案の定です!まぁ、年には勝てませんね。私の方からも、きつく言っておきます。今後、このような事がないようにいたしますので、oteshioをよろしくお願いいたします。
今月のイベントは、「夏の下駄・草履展」と「夏の着物展」になります。気温が上がったり、下がったりしていますので、皆さま体調管理に気を付けてくださいね。
6月になりました。9日(木)から11日(土)まで 「夏の下駄・草履展」を行います。3日間の短い間ですので、お見逃しなく!!いつも、終わってから、下駄が・・草履が・・と、言われますが、いざとなった時に履く物が無いのは、本当に困りますので、よろしくお願いします。
写真は、籐表の草履にoteshioオリジナルの鼻緒を付けました。